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政治における倫理性について

1 毎年3月10日がきて、4月28日、5月15日、6月23日が来る毎に、当時のアメリカという国の残虐性と日本という国の身勝手さ、というより戦争の愚かさに思いを新たにする。 アメリカ軍の空襲は、ナチスのガス室による民族抹殺行為と遜色ない戦争犯罪である。原爆投下に対しなぜ日本は満腔の怒りをもって抗議し続けないのか。東京大空襲にしても、何故その犯罪性を世界に発進し続けて、アメリカの謝罪と反省を求めようと […]

「世論」ということ

1 私は川崎市の宿河原という多摩川のほとりにある高校の出身なのだが、ついこの間まで、近所の旧跡(?)として、高校のある場所を多摩川沿いに更に遡った上流にある分倍河原という所に興味をもっていた。その河原で、北面の武士であった鴨長明が決闘をした、と思い込んでいたのである。 しかしどうも違うらしい。まだ原典は当っていないが、場所は正しく高校のあった宿河原という所であり、出典は徒然草であって、関係者は同様 […]

ブログの再開

この2〜3年身近な人が続いて亡くなり、私的に少々へこんでいたが、昨日身内だけの一周忌を終え、やはり前へ進むしかないと思い定めた。 精神と肉体の相関性をもち出すまでもなく、肉体が衰えれば精神も衰弱して後退することは自覚しているので、ともかく無理しない程度に体を鍛えることにしている。できるだけ階段を使い、山にも登るし、滝にも打たれている。 今のところ年相応の劣化はあるのかも知れないが、体にも頭にも不調 […]

はじめての選挙

1 いつも思い出したように書いてみる。 多分、このブログも1〜2年ぶりか。この間、私的にも公的にも随分いろいろのことがあった。 原発再稼働についても、政治の欺瞞性などといってしまえばそれまでだが、あきれてものも言えない。   2 さて、此の度18歳から選挙権が与えられたとの由。それで、私も今回初めて選挙権を行使してみた。全く簡単なものだ。 しかし、18歳から選挙権がある、という現行政治制 […]

再開

1 久し振りにブログを再開する。この間、別に腹がふくれなかった訳ではなく、中断は私自身の怠け癖とその他諸般の事情による。もっとも、こと原発に限らず、この間の政治情況はあきれてまさにものも言えなかったから、とも言えなくはないが。   2 原発についての感想はといえば、被害者が実は加害者でもあるという皮肉な真理を実感したというところである。福島県民こそが今回の原発事故の一端を担っている。そし […]

エネルギーを基準とする価値の通貨化

1 夏休み中、貨幣単位として、円とかドルというような各国の通貨単位に代る世界共通の単位(基準)を創出できないかといろいろ考えてみたが、結局今のところあきらめた。 具体的には「エネルギー単位」という考え方で、そのいくつかの適用の可能性を検討してみた。もちろん、世界共通通貨としての特性の下での考え方である限り、各国の経済力や産業構造等々の目も眩む程の格差を捨象することとなって、そのため「エネルギー単位 […]

原発再稼働について

少し時間が空いたので、久し振りに書いてみます。 1 さて、政権交替後、いつの間にか原発に対する姿勢も問題意識も変化(後退)しているようだ。日本人に特有の歴史的国民性なのか、高度経済成長期を経験した現代日本の社会的文化性なのかは知らないが(多分2つながら様々の要因による複合的理由なのだろうが)、何とも面妖な話である。 ちなみに、鴨長明は天災について、人は無常観からこれを受容し、やがて忘れていくことを […]

2012年雑感

年末で慌しく時間に追われる日々を惰性でやりくりしている感もないではないが、前回から随分期間も空いたので、簡単に現在の所感を総括しておこう。   1 まず、知識(人)と責任ということ。恐ろしいことではあるが、知識を得るということは、それだけ自己及び他者に対する責任が加重されるということである。竹林の七賢人は堕落でしかない。油断すれば、老荘も然りであろう(個人的には魅かれる思想だが)。 イタ […]

少子化と地球及び世界環境

1 先日、金魚を使った展覧会様のイベントを観にいった。 沢山の数の金魚を工夫された大型の容器に密集させて姸を競うというところが、メインの展示であった。サブ的に(メイン会場へのアプローチを利用して)、珍しい種類の金魚を数匹小さな容器に入れて、数十秒おきに照明の色を変化させて観賞させるという、よくわからない催しだった。恐らく芸術家気取りの2流の自称アーティストによる構成なのだろうが、夜だというのに結構 […]

合理と倫理

1 原発事故に関する国会事故調査委員会と政府事故調査委員会の報告が出揃った。新聞報道等でその一端を知る程度だが、要約を読む限りでもそれらの相違もあって、興味深いところである。しかし、いずれにせよ、事故そのものは全く終息もしておらず、原子炉内部の調査もできない状態では、どこまで事故原因が解明できたかは疑問である。もっとも、くり返すが、このフクシマ事故は、その発生も拡大も、まさに人災である。地震に対す […]

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