2020年

現代消費者法48号に「給料ファクタリングの被害救済の実務」を執筆

現代消費者法の48号(2020年09月15日発行)に,この間,給料ファクタリングの事件を複数対応した経験等を踏まえて,「給料ファクタリングの被害救済の実務」という論稿を執筆しました。 給料ファクタリングの被害は,既に,情報商材の売買契約等を装ったいわゆる「後払い」系のヤミ金まがい取引や,給料ではなく会社に対する立替「経費」のファクタリングを謳った取引などに移りつつありますが,基本的な考え方や処理方 […]

給料ファクタリングの現状と「給料ファクタリングホットライン」の報告【R2.5.28追記】

先日の記事で書きました,ファクタリング被害対策弁護団で行った,電話相談(給料ファクタリングホットライン)ですが,お陰様で沢山のご相談を頂きました。 詳細は,弁護団のホームページで報告されていますが,2020年3月30日〜4月3日までと,4月20日〜4月24日までの期間で,合計113件ものお電話がありました。いずれも,私を含めた弁護団員で対応したり,遠方の方のご相談については地元の弁護士を紹介したり […]

東京地判平成30年5月25日(不動産売買契約を公序良俗違反で無効とした事例)が判例タイムズ1469号に掲載

私が,瀬戸和宏弁護士及び鈴木さとみ弁護士と一緒に担当した,東京地判平成30年5月25日が,判例タイムズNo.1469(2020年4月号)に掲載されました。 本事案は,判例タイムズで,「不動産売買契約が,著しく低廉な価格での取引であること,高齢で理解力が低下していた可能性のある者に対しその不合理性について十分な説明をしないまま締結させたものであることを理由として,暴利を得ようとしたものであり公序良俗 […]

(令和3年1月7日追記)コロナによる緊急事態宣言を受けた対応について

【令和3年1月7日追記分】 2020年1月7日,1都3県を対象に再度の緊急事態宣言が出されました。今回は,感染者数・陽性率等が急激に増加していることは間違いなく,これまで以上に注意・警戒を要することは間違いありません。 もっとも現時点(令和3年1月7日)では,今のところ,裁判所より期日取消等の連絡は来ておりません(1件だけ,緊急事態宣言とは直ちに関係がないということでしたが,1月8日の期日が取消し […]

ファクタリング被害対策弁護団を結成

新年度になりました。現在,コロナで大変な状況であり,私達の業務だけでなく,多方面で大変な影響が出ています。弊事務所にも,コロナを原因としたご相談も寄せられてきており,今後,経済的な面,特に破産や再生等の事件が増えるのではないかと危惧しています。 そのような中ですが,この3月27日に,消費者問題に携わっている弁護士を中心に,ファクタリング被害対策弁護団を結成しました。代表は池袋市民法律事務所の釜井英 […]

消費者問題法律相談ガイドブック【全訂版】を執筆

私が委員長を務めている,第二東京弁護士会の消費者問題対策委員会で,「消費者問題法律相談 ガイドブック」【全訂版】を出版しました。私も執筆者の1人として,「金融・投資サービスに関する消費者被害」の項を担当しています。 初版が1990年であり,これまで合計5回,改訂してきた書籍ですが,今回は「全訂版」と銘打ったとおり,四訂版を構成から見直し,全面的に分かり易くしたほか,公益通報に関する相談など,一から […]

謹賀新年(2020年)

新年,明けましておめでとうございます。昨年も,大変お世話になりました。 新元号の令和になりましたが,昨年も仕事の方は例年通り,様々な案件を大過なく解決に導けたと思います。他方で昨年は,とても仲の良かった先生が急逝されるという悲しい出来事もありました。今年は,自身の体調にも気を遣いながら,初心を忘れずに頑張っていきたいと思います。 当事務所の業務は本日(1月6日)からです。休養明けで,様々なお電話や […]