私が,瀬戸和宏弁護士及び鈴木さとみ弁護士と一緒に担当した,東京地判平成30年5月25日が,判例タイムズNo.1469(2020年4月号)に掲載されました。 本事案は,判例タイムズで,「不動産売買契約が,著しく低廉な価格での取引であること,高齢で理解力が低下していた可能性のある者に対しその不合理性について十分な説明をしないまま締結させたものであることを理由として,暴利を得ようとしたものであり公序良俗 […]
平成27年10月22日と26日の2回,別々の場所で,「不動産取引と消費者トラブル」と題して,東京都の消費生活相談員を対象とした講義を行いました。 不動産に関する取引は,事業者と消費者との間の契約とは限りません。宅建業者という専門家同士の契約や,宅建業者でなくとも事業を営んでいる法人間での契約,一般の個人間での契約など,様々な形態が考えられます。 不動産取引については,私も弁護士として,売主側・買主 […]
先般,私が担当した,10年以上にわたってマンションの管理費を滞納されたという案件が解決した。 結論から言うと,滞納金全額に遅延損害金を付加した金額を回収することができ,依頼者であった管理組合の方々にも非常に喜んで頂くことができた。 管理費滞納に対する対応はいくつかあり,事案毎に対応していかなければならない。今回は,上記のとおり特に悪質な(滞納期間の長い)事案であり,管理組合の方々も, […]
5月17日に,投資用マンション被害対策弁護団が主催で,投資用マンション被害110番を実施します。 概要は以下のとおりです。お心当たりの方はお気軽にご連絡下さい。 http://credit-lease.sakura.ne.jp/05_else/issue_mansion.html (以下,クレジット・リース弁護団のHPより転載します。) 最近、悪質な業者による投資用マンションの販売を巡るトラブルが […]
平成26年1月17日,以前から何度かこのブログでご紹介していた,カンボジアの不動産投資を騙った投資詐欺の事案について,当方の主張を全面的に認め,弁護士費用を加えた3564万円の返還を命ずる勝訴判決を獲得しました。 この件については,私も所属しているカンボジア不動産投資被害弁護団に所属する弁護士が担当した,カンボジアの「農地」の売買に関する事案について,平成25年11月6日に,被害者の請求を全面的に […]
最近,投資用マンションの勧誘によるトラブル(被害)の相談が増えている。 投資用マンションとは,第三者に賃貸するなどして利回り(賃料収入)を得ることを目的として保有するマンションの事で,売れ残り物件と思われるワンルームマンション等が多い。狙われているのは,公務員や看護士など,固い職業に就いていてローン審査の通りやすそうな職業の方が多いように思われる。これらの方々は,自分の専門でない「不動産」や「投資 […]
平成25年8月30日に「カンボジア不動産投資被害110番」(弁護士による無料電話相談)を実施します(http://can-higai.sakura.ne.jp/archives/60)。 カンボジアにおける「農地使用権」や「高齢者向けアパートメント」等への投資勧誘被害が高齢者を中心に急増しています。そこで、カンボジア不動産投資被害弁護団(東京投資被害弁護士研究会の有志弁護士から成る弁護団)は、下記 […]
カンボジア不動産投資被害弁護団を結成しました。 http://can-higai.sakura.ne.jp/ 新興国であるカンボジアの不動産へ投資すると称する被害事案については,平成24年5月24日の時点で国民生活センターが,『今度は“カンボジアの土地使用権”! 依然続く劇場型勧誘 -「リゾート地」「農地」の投資話にご用心-』と題して注意喚起するなど,従前から知られていました。 http://ww […]
新日本法規出版から出版されている、不動産損害額・評価額算定事例集という書籍の共同執筆していたのですが(不動産価額評価実務研究会編集、代表/馬橋隆紀弁護士)、この度、新しい判例評釈の執筆を2つほど追加で担当しました。 http://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_0578.html この本は、以前も書いたとおり、いわゆる加除式(差し替え式)の書籍 […]
このたび、新日本法規出版から出版された、不動産損害額・評価額算定事例集という書籍の共同執筆に参加いたしました(不動産価額評価実務研究会編集、代表/馬橋隆紀弁護士)。 http://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_0578.html 内容は、不動産の評価に関する民事判決の中から、実務上参考となる判例を取り上げ、その評価方法等について解説するという […]