第59回全国証券問題研究会(大分大会)の入門講座で講義を担当

平成31年3月9日,大分県別府市で行われた,第59回全国証券問題研究会(大分大会)の入門講座で,入門者向けに講義を行いました。

全国証券問題研究会は,証券被害を取り扱う実務家らによって平成4年に発足した歴史のある研究会で,私もこれまで何度も参加しています。

講座では,私が担当したみずほ証券の仕組み債事案(東京地判平成28年6月17日。判例タイムズ1436号201頁, 金融・商事判例1499号46頁,金融・商事判例1511号124頁「金融取引の適合性原則・説明義務を巡る判例の分析と展開」等に掲載されています。)を題材にして,証券被害事件への取組み(受任から判決まで)の一例を紹介し,特に適合性原則違反や説明義務違反等の主要な論点について,基本的な解説や主張例などを紹介しました。時間の関係で駆け足の報告となってしまいましたが,概ねよい感想を頂けましたのでよかったです。

研究会が終わった後の土曜日午後は,あまり時間がありませんでしたが,前日にたまたま探した別府駅近くの大和田寿司さんでお寿司を食べ(1つ1つの握りが大きい!),これも駅前でたまたま見付けた竹瓦温泉でお風呂に入って帰りました。竹瓦温泉は,入浴料が100円!と良心的で,赤いポストの雰囲気も素敵なよい温泉でした。

少しだけ旅行気分を味わえてリフレッシュできましたので,今週から,より一層頑張りたいと思います。