2019年1月

科学の発達とは

1 科学とは何かという設問については、様々な視点から様々な答があるだろうが、ここでは私なりの視点で考えたい。 科学は人間にとって不便を解消し「便利」を実現するための道具ではなく、その体系でもない。人の「幸福」の実現を目的とし、方法的には人と宇宙(地球や他者)との調和によって実行されるのである。 その意味で、自然科学も社会科学も常に統合的に総体として理解されていかなければならない。 2 世の中そんな […]

「専門家意見」の欺瞞性について

1 ここ数年、大切な人が次々と亡くなり、気塞ぐところもあったが、滝に入ってみたり山を歩いてみたり、何よりも仕事に追われたりで日々それなりに過ごしてきた。この間日本も世界も小止みなく変化し続けている。それに対し何も動かない自分に焦りとも無力感ともあきらめともつかない思いも続いた。 それはともかくとして、また独り言を書いてみることにした。 2 原発の存在と規制については、変化もあったが安倍政権と東電( […]

政治における倫理性について

1 毎年3月10日がきて、4月28日、5月15日、6月23日が来る毎に、当時のアメリカという国の残虐性と日本という国の身勝手さ、というより戦争の愚かさに思いを新たにする。 アメリカ軍の空襲は、ナチスのガス室による民族抹殺行為と遜色ない戦争犯罪である。原爆投下に対しなぜ日本は満腔の怒りをもって抗議し続けないのか。東京大空襲にしても、何故その犯罪性を世界に発進し続けて、アメリカの謝罪と反省を求めようと […]