ブログの再開
- 2017.01.23
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この2〜3年身近な人が続いて亡くなり、私的に少々へこんでいたが、昨日身内だけの一周忌を終え、やはり前へ進むしかないと思い定めた。
精神と肉体の相関性をもち出すまでもなく、肉体が衰えれば精神も衰弱して後退することは自覚しているので、ともかく無理しない程度に体を鍛えることにしている。できるだけ階段を使い、山にも登るし、滝にも打たれている。
今のところ年相応の劣化はあるのかも知れないが、体にも頭にも不調はない。
ものの考え方は概ね大局的に把みたいと心掛けている。細部の詰めは大切ではあるが、その辺のところは若い人達に努力していただければ幸いである。
アメリカではトランプ政権の誕生でかまびすしいが、基本的には収まるところに収まるだろうと見ている。
民主主義の方法論についてはいろいろ考えなければならないことがあるが、民主主義は政治原理的には長い人間の営為の中で蓄積された智恵である。
情況の変化の中で右に左に揺れ動くことはあっても、アメリカの人達の良識は信じてよい。
そして何よりも人間が経済的存在である限り、一時的な目前の利害に流されることがあっても、時間の経過の中で修正してゆかざる得ない。時間的には半年から数年というところだろう。
トランプ大統領も今後自説を修正しつつさまざまな延命策を講じていくであろうが、歴史的な流れとしては変わらない。
ただ、どうしても看過できないのが地球温暖化対策についてのアメリカの後退である。
対策実行が1年遅れれば、将来の回復に50年、100年を要するかも知れない。温暖化現象は地球上いたるところにその兆候を露にしている。
肝臓は臓器の中でも沈黙の巨人といわれているが、地球という人間にとっての浄化装置にも同様のことが言えそうな気がする。
世界中がトランプ政権に対し、地球温暖化対策の実施は喫緊の課題であることを声を大にして警告しなければならない。
アメリカでの超大型ハリケーンや、同様に台風の頻発や進路変化などの異常気象が地球の温暖化と無縁とは考えにくいし、南極、北極の氷床、氷山等々の縮小と生態系の変化は、まさに地球温暖化のなせるところである。一刻の猶予もならないと思う。