先物取引被害研究45号に事務局長就任の挨拶を寄稿

先物取引被害全国研究会で発行している「被害研究」という冊子の45号(http://www.futures-zenkoku.com/books/)に,事務局長就任の挨拶を寄稿しました。

この研究会は,大会も74回を数え,毎回200名以上の専門的知識と,被害救済の情熱を有する弁護士が参加する団体です。

事務局長という役職は非常に重責ですが,初心を忘れず,日々できることを見付けて頑張っていきたいと思います。

以下,被害研究45号での挨拶を引用します。

 

この度,平澤慎一代表幹事のもと新しく事務局長に就任しました,島と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

この文章を書くにあたり,書庫から過去の資料集を引っ張り出してきたところ,私が初めてこの研究会に参加したのは,平成18年の徳島大会(第55回)が最初のようでした。この時は,代表が山﨑敏彦先生,事務局長が前代表の斎藤英樹先生でした。

その後,欠かすことなく研究会には参加してきました。刺激的な内容の講義はもとより,年に2回,全国の様々な場所に行けることは,それ自体が楽しみでもありました。しかし,まさか自分が事務局長に就任することになるとは,全く思ってもみませんでした。歴代の執行部の方々のお名前を拝見しますと恐縮しきりですが,自分にできることを見付けて,1つ1つ取り組んでいきたいと思っています。

さて,執行部が交代するのとほぼ時を同じくする平成27年6月1日,商品先物取引施行規則が改悪され,不招請勧誘規制が大きく緩和される事態となりました。この不招請勧誘の禁止は,当研究会の津谷裕貴元代表をはじめとする方々が中心となって実現した,当研究会の最大の成果ともいえるものです。私達執行部の今後2年間の最大の課題は,まずはこの不招請勧誘規制の緩和によって,商品先物業界がどのように変容するか(或いはしないのか),新たな被害が生じていないかを確認していくこと。そして苦情ないし被害が発生した場合は,これを元に戻させるためのあらゆる取組みをしていくことに尽きると思います。

もっとも,この研究会が取り組むテーマは,今や国内公設の商品先物取引のみにとどまりません。悪質な投資被害や特殊詐欺の件数は,様々な取組みにもかかわらず,なかなか減少の兆しが見えません。これらの投資被害等に対する対策を先端的に取り組み,実現していく力のある団体は,当研究会を置いて他にないと思います。今後開催する大会でも,皆様のお知恵も拝借し,商品先物取引以外の投資被害等についてさらに力を入れて,プログラムを組んでいきます。また,出席するだけで元気が出る,という当研究会の特徴も大事にしていきたいと思います。

平澤慎一代表幹事は,難題を前にしても決して諦めない強い意思を持っており,人格的にも素晴らしく,在京の若手弁護士の範となる先生です。私のほかに,田上潤弁護士,五反章裕弁護士,庄野信弁護士,金田万作弁護士らの若手や,大迫元代表や荒井元事務局長にも助力をお願いしています。この2年間は,私達事務局全員で平澤代表を支えて,これまでの当研究会の流れを止めることのないよう,頑張っていきます。どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

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