医療過誤・薬害 110番 (無料相談)開催

2014年1月29日(水曜日) 午前10時〜午後4時 から、

電話番号 03ー3502ー0171 にて、

第二東京弁護士会主催で、医療過誤・薬害110番を開催します。私も電話当番を担当します。電話相談もそれに引き続く面接相談も無料です。

―医療過誤の可能性があるのではないか? ―医師の処置が適切ではなかったのではないか? ―薬の誤投与・副作用のせいで症状があらわれたのではないか?

等の疑問をお持ちであっても、どこに相談すればよいかわからなくてお悩みの方は、是非この機会をご利用下さい。医療過誤・薬害問題を熟知した弁護士が無料でお話をお伺いし、アドバイスを行います。まずお電話でお話をお伺いした後、必要があれば、面談にて相談を受け付けます。

お電話でお話をお伺いした後、さらに面談をご希望される方には、 弁護士が面接相談にあたります。

日時は、2014年2月5日(水曜日) 午後1時30分〜午後6時30分

場所 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3 弁護士会館 9階面談室

*1 月 29 日のお電話であらかじめ時間をご予約の上お越し下さい。

*この日のご都合が悪い方は、相談担当弁護士の事務所で、別の日にご相談頂くことも可能です。

http://niben.jp/info/event20140129-2.pdf#search=’医療過誤110番’

 

「痛くない注射針」を開発したという未公開株商法(NPN株式会社)で逮捕

2014年1月21日付の埼玉新聞等によると,「痛くない極細の注射針を開発した」として,未公開株購入の投資話を持ち掛けて現金を詐取したとして,県警生活環境第2課等と,川口署が,同月20日,詐欺の疑いで15名を逮捕したとのことです。

この未公開株は,実態のない医療機器販売会社「NPN」株式会社の株式であり,これを2010年5月から12年2月にかけて販売し,全国で約200名から金を集め,被害総額は約10億円に上るとのことです。

http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/01/21/09.html

この「NPN」という業者については,私が事務局長を務めている東京投資被害弁護士研究会にも複数の相談があったようで,私個人も,NPNとは別法人ではあるものの,同じメンバーが取り扱っていたJMIホールディングス株式会社という会社の社債商法を取り扱ったことがあります。刑事事件の進展による全容解明が待たれます。

カンボジア不動産投資被害(詐欺)の事案について,勝訴判決を獲得しました。

平成26年1月17日,以前から何度かこのブログでご紹介していた,カンボジアの不動産投資を騙った投資詐欺の事案について,当方の主張を全面的に認め,弁護士費用を加えた3564万円の返還を命ずる勝訴判決を獲得しました。

この件については,私も所属しているカンボジア不動産投資被害弁護団に所属する弁護士が担当した,カンボジアの「農地」の売買に関する事案について,平成25年11月6日に,被害者の請求を全面的に認容する判決が既に下されていました。 (http://can-higai.sakura.ne.jp/archives/298

今回の判決は,同じ業者らが勧誘していたカンボジアの「マンション」に関する事案についても,「いわゆる組織的な劇場型詐欺が行われたものと認められる」として,同業者らの共同不法行為責任を端的に認めたものです。

今回の事案は,取引当時,74歳と高齢であった被害者の老後資金を,3240万円も奪ったという特に悪質な事案でした。したがって,当方の請求が認容されたことは当然であると考えていますが(なお,何故か被告から反訴を提起されていましたが,当然これは棄却されています。),同業者において「農地」だけでなく「マンション」に関しても,違法な勧誘がなされていたことが認定されたという点で,意味があったと思います。

今後も同種事案については判決が積み重ねられていくと思われます。事案の詳細については,弁護団のHPをご覧下さい。

http://can-higai.sakura.ne.jp/

糖尿病に関する医療過誤事案について,勝訴判決を獲得しました。

 平成25年12月26日,さいたま地裁第1民事部(裁判長:窪木稔)において,当方の主張をほぼ全面的に認容する勝訴判決を獲得しました(元金約4680万円及び遅延損害金,さいたま地裁平成24年(ワ)第1017号損害賠償請求事件)。

1 本件は,糖尿病に罹患し,血糖値の自己測定及びインスリン注射による治療をしていた故人(死亡時は満63歳)が,平成22年2月20日,低血糖による昏睡により脳神経外科病院に搬送され,主治医である医師の判断により入院することになったところ,入院中,当然に行うべき定期的な血糖値測定及びインスリン注射等を怠り,またDKA(糖尿病性ケトアシドーシス)の発症がみられたにもかわらず,血糖値が1000以上になるまでこれを放置し,故人を6日後に死亡させたという事案です。

2 本判決は,当方(遺族)の主張を全面的に認め,病院側に,①定期的な血糖値測定を行い,適切なインスリン投与を行うべき注意義務があったのにこれを怠った過失,②DKA(糖尿病性ケトアシドーシス)の発症を疑わせる徴表があったのに,なお血糖値測定及びインスリン投与を怠った過失,という二重の過失の存在を認め,病院と主治医であった松浦浩医師に対し,不法行為に基づく損害賠償請求を認容しました。

3 損害については,死亡時は退職して無職であったものの,①年金支給分に係る逸失利益(14年の喪失期間)のほか,②就労の意欲等があったものとして,労働能力喪失にかかる逸失利益(70歳以上の平均賃金。7年間の喪失期間)を認めました。

 ご遺族は,糖尿病が一般的な病気であるにもかかわらず,これについて,知識のなさすぎる医師がいることに納得できず,裁判を闘ってきました。判決が出たことによって故人が帰ってくる訳ではありませんが,このような1つの結果が得られたのは,協力して頂いた医師の皆様のお力添え等は勿論ですが,諦めずに闘ってきた,ご遺族の頑張りが一番であると思っております。                  私も,絶対に負ける訳にいかないと思っていましたので,一定の満足いく結果が出て,ほっとしました。本年も,どんな案件も1つ1つ頑張ります。

本年もよろしくお願い申し上げます

昨年も多くの皆様に大変お世話になりました。厚く御礼申し上げると共に、本年も皆様のご多幸をお祈り申し上げます。また、昨年は身内に不幸があり、新年のご挨拶をできませんでした。この場もかりましてお詫び申し上げます。

さて、昨年の私の重大ニュースということですと、①担当していた刑事事件で無罪判決を獲得、②MRI被害弁護団の事務局次長に就任、③強盗致傷事件の裁判員裁判を担当、④Q&A振り込め詐欺救済法ガイドブックを共同執筆、⑤医療過誤事件で全面勝訴、⑥流れは完全に森内で渡辺竜王が竜王を失冠など、例年以上に、様々なことを経験することができました(注1)。

本年の抱負ですが、あらゆる面で今まで以上に精進し、頑張るよりありません。仕事でもそれ以外でも、常に新しいことに挑戦していきたいと思います。

本年も、どうぞ宜しくご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 注1: ⑥は私に関することではなく、例によって将棋です。